資金の増やすには「平均収益率(リターン)」だけでなく「リスク」が大きくかかわってくる
投信を選ぶときの基本は、「何年くらい運用するか」「資金をどれくらい増やしたいか」、すなわち運用期間と期待収益率を考え、それを実現できそうな投信を選ぶということ。のがセオリーだ。このとき欠かせないのが、投信の運用実績のチェック。資金の増やすには「平均収益率(リターン)」だけでなく「リスク」が大きくかかわってくる。
「リスク」とは収益率のばらつきのこと。「リスク(年率)」、「σシグマ」などで示される。過去の収益率がどれくらい大きく振れたかを示すリスク(シグマ)が大きいほど、運用のプラスもマイナスも大きかったことになる。
リスクが大きいと、収益率の平均が同じなのに、資金があまり増えないということが起こる。それは複利効果による。利息に利息が付く複利効果は、運用する資金が増えるときはプラス効果が大きくなるが、資金が減るときはマイナス効果も大きくなる。複利効果を考えると、リスクが小さい方が効率よく資金を増やすことができる。
リスクをなるべく抑えて効率よく資金を増やしてきた投信を探す目安は、リターンとリスクのバランスを表す「シャープレシオ」。投信の収益率の平均をそのリスクの大きさで割ったもので、リスクに対してリターンがどれくらい大きかったかを表す指標。単純平均の収益率が同じなら、シャープレシオが大きいほうが、複利効果のマイナスの影響をあまり受けないで資金を増やしているといえる。リスクの大きさは株や債券など資産の種類によって大きく異なるので、シャープレシオにも絶対的な基準はないが、投資対象が同じような投信を比較すれば、シャープレシオが大きい方がリスクをなるべく抑えて効率よく資金を増やしてきたといえる。






